第二十番 善峯寺 : 西国三十三所

善峯寺は観音信仰の他にも、薬師如来、釈迦如来の信仰が有名です。 薬師如来は徳川五代将軍綱吉の生母桂昌院出生の由緒により、玉の輿へと導いた「出世薬師如来」と崇められ、「開運出世」の信仰を集めています。 釈迦如来は明治時代の遷座霊験より、腰痛神経痛など「当病悉除」の信仰を受けて、平成7年阪神淡路大震災の霊験では「息災安穏」の信仰が広まり、その護符は「おちないお守り」として親しまれています。

御詠歌  野をもすぎ 山路にむかふ 雨の空 善峯よりも 晴るる夕立
宗派 天台宗単立 開基 源算上人
御本尊 千手観世音菩薩 創建 長元2(1029)年

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住所
〒610-1133 京都市西京区大原野小塩町1372
交通
  • JR向日町駅下車阪急バス(約30分)
駐車場
(大型10台・小型150台)
拝観料
大人500円/高校生300円/小・中学生200円
拝観時間
8:30〜17:00  土日祝 8:00〜17:00
納経時間
8:00〜17:00  土日祝 8:00〜17:00
・16:45 受付終了
電話
075-331-0020
FAX
075-332-8342
ウェブサイト
http://www.yoshiminedera.com
一月二日 大般若会
十二月三十一日 除夜の鐘

善峯寺は平安中期の長元2年(1029)源算上人により開かれました。源算上人は比叡山横川の恵心僧都(源信)に師事して、47歳で当山に入り、小堂に御自作の千手観音を本尊として奉安されます。長元7年(1034)後一条天皇より鎮護国家の勅命所と定められ、「良峯寺」の寺号が下賜されます。長久3年(1042)後朱雀天皇勅命により、洛東鷲尾寺の仁弘法師御作千手観音を当山に遷して本尊とされて、先の観音像を別に祀られました。建久3年(1192)後鳥羽天皇より現在の「善峯寺」の宸額が下賜されました。また、白河天皇や後花園天皇により伽羅寄進整備がなされ、後嵯峨天皇や後深草天皇など皇室の御崇敬をうけました。

鎌倉時代には慈鎮和尚や証空上人が住職を勤め、また西山宮道覚入道親王を始め、青蓮院門跡おり多くの親王が居され、他にも多数の僧の入山により、室町時代には僧坊52に及びますが、応仁の乱により大半の坊が焼失しました。その後、江戸時代には徳川5代将軍綱吉公の生母である桂昌院を大檀那として、現存の鐘楼・観音堂・護摩堂・鎮守杜・薬師堂・経堂が復興されて、生田の貴重な什物が寄進されました。

現在の当山は、西国三十三所観音信仰、遊龍の松、桜・あじさい・秋明菊・紅葉など季節を彩り、京都市内の眺望が特徴です。また、所有地36万坪、境内地3万坪、多くの堂塔伽羅ならびに数百点にのぼる貴重な什物を受継いでいます。

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